伝説のライダー
昔は絶対見ることのなかった、旅番組を最近見るようになった。
なんだかのんびりした気分になれる。いいもんだ。
刺激より安定、安心をとるようになったもんだ。
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7月22日 くもりのち雨
朝5時に起き、6時に出発した。
蔵王の峠はキツかったけど、雲の上の景色はキレイだった。
そして松島に到着。くもっていて景色はそこまでだった。
そして名物カキを食べた。カキ丼。今までの一番リッチな食事だった。
銚子のガストを大きく更新する1050円だった。涙が出そうになるくらいうまかった。
くさみっぽいのがまったくなかった。そして店員さんがキレイだった。さすが東北!
そのあと休憩中に「こんにちはー!」ってあいさつしてきた通学用ヘルメットをかぶった子もかわいかった。
そしてついに完全な雨にやられた。
2200円だからまあいいや。でもここでは専用の服を着ねばならなくて、
緑色のカエル柄で、高校の頃の水泳パンツを思い出した。
明日もがんばろう。
仮眠室で休んでいると、おじさんが話しかけてきた。
おじさんの人生や、観光地の格差社会や宮城岩手の観光地や、
陸王に乗っているライダーの話をきいた。
陸王というとんでもなくでかく、
かなり古いバイクなため今では乗る人がいない伝説のバイクがある。
彼はそれに乗って、岩手、宮城を中心に走り回っている。
東北ではちょっとした有名人らしい。
古いから、すぐ壊れるため、
道端で直してる伝説のライダーの姿がしばしば発見されるそう。
話しかけてきたそのおじさんは、伝説のライダーを発見し、話しかけてたら、
そのバイクのサイドカーに乗せてもらったって。
ぜひとも出会いたい!
おじさんと話せて楽しかった!
本日の走行距離
255キロ
6都県制覇
あと41道府県
トータル916キロ
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とにかくね、当時、知らない人にたくさん話しかけてもらったのを覚えている。
このおじさんのことも何となく今でも覚えている。
人と接する、人と話すことに積極的で、それを楽しいと思えた時代もあったんだな。
今では休日とか極力誰とも話したくないもんな。
ちなみに現在はバイクは売ってしまった。バイク欲しいな。
さてと、ひとりでスーパーでも行ってくるか。